2011年11月25日


ごぶさたしています。最近ますます寒くなり、きのこたっぷりのきのこ鍋でほっこり身体を温めたい時期となってきました。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

先月から始まりました『海外きのこ通信』第二弾はベトナム編です。
今回は日本では珍しいアラゲキクラゲの菌床栽培(袋栽培)を行っている工場に見学に行って来た時の写真を数枚アップします。

アラゲキクラゲは日本を含むアジア全域、特に東南アジアの温帯から熱帯にかけて広く分布するキクラゲ科のきのこです。ほとんどが原木栽培によるものですがこの工場のように、一部では広葉樹の木粉に栄養剤を混合して、菌床栽培を行っているところもあります。以下は工場の菌床栽培の様子です。



 
 

 
培地に種菌を植え付けているところです。こちらの工場ではおがくずはゴムの木を使用されていました。
 

種菌培養の栄養剤に使用されているのは芋スティックです。中に見える黄色い棒のようなものが芋スティック菌です。
 
 
 

何やらいっぱいぶら下がっています!もっと近づいてみましょう。 
 
 

 
ぶら下がっているのはたくさんの袋です。先ほどの種菌を植え付けた培地を袋に詰め、湿度の高い適温の部屋にこのように適度な感覚を開けて設置し、アラゲキクラゲを発生させます。
 
 

白く見えるのがアラゲキクラゲの菌です。
この時は残念ながら実際に袋に生っているアラゲキクラゲを見ることはできなかったのですが、数年前に弊社の社員がベトナムを訪れた際に撮った写真がありましたので、かなり画質は悪いのですが、イメージされやすいかと思いますのでアップします。
 
 
 
袋のいたるところからきのこがにょきにょきとび出ています!おもしろいと思いませんか?これがベトナム特有の「吊り下げ発生」です。
 
 
今回は一風変わったベトナムの菌床栽培(袋栽培)について紹介させていただきました。次回の内容は未定ですが、また楽しめる話題を提供したいと思っています。



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